2007年07月14日
レクサスと一休、高級路線の行き着く先は
レクサスの全車種に搭載されている専用情報サービス「Grink」を通じて、一休ドットコムの宿泊予約サービスを提供するというもので、レクサス・ケア・コミュニケーターと呼ばれるオペレーターに車中から音声で空室照会と予約依頼をする仕組みである。
予約ができるホテル・旅館は、パークハイアット東京、マンダリンオリエンタル東京、ザ・リッツ・カールトン、ウェスティンホテル東京、帝国ホテル、軽井沢・星のや、柊家旅館など超高級施設のみとなっている。
苦戦が噂されるレクサス、かたや高級ホテル予約事業のビジネスモデルを構築し、他社が最近はこぞって真似る一休.com。一休に限らず、旅行会社も高級店舗の投入が相次いでおり、よくいわれる富裕層ターゲットビジネスが盛んだ。
本当にそこに市場があるのか、また、今のやり方でいいのか多いに疑問があるが、今後もこういったコラボが出てきそうである。
[【参考】一休.comニュースリリース
2007年07月13日
浴衣が似合う温泉地1位は城崎、順当な結果か
業界紙の旅行新聞新社が昨年6月から今年5月まで、旅のホームページ「おかみねっと」でネットユーザーを対象の「旅アンケート」調査を実施した。その中で「浴衣の似合う温泉地」を推薦してもらったところ、城崎温泉をはじめ草津温泉、黒川温泉などが上位にきた。
★トップ10入選の温泉★
1位 城崎温泉 (兵庫) 483票
2位 草津温泉 (群馬) 453票
3位 黒川温泉 (熊本) 156票
4位 由布院温泉 (大分) 135票
5位 熱海温泉 (静岡) 132票
6位 別府温泉 (大分) 116票
7位 道後温泉 (愛媛) 110票
8位 下呂温泉 (岐阜) 104票
9位 伊香保温泉 (群馬) 101票
10位 有馬温泉 (兵庫) 99票
※アンケート期間:2006年6月6日〜2007年5月21日
回答数:3440 有効回答数:2924 推薦温泉地数:152
この結果、どうみるであろうか。全体的には九州の湯布院と黒川を除くと、歴史のある温泉地が名を連ねている。つまり、浴衣と下駄で、散策に出れるような温泉街である。
1位の城崎であるが、管理人も1位に上げたい。正しい湯の町情緒が残る温泉街であるが、今では当たり前となった女の子向けに好みの浴衣をチョイスできるサービスを最初にやったのが城崎ではないか?
そういう意味でも妥当な結果である。
上位10位に北海道が入っていなかったが、温泉街らしくものが少なく、外に出なくても大型旅館内で完結できる仕組みになっている。寒さもあるので仕方がない部分もあるが、けっしていいことではないであろう。
2007年07月12日
博多-直江津-室蘭、東日本フェリーの日本海縦貫ルートは無期限再開延期
まもなく夏休みがはじまり、長距離フェリーを使った船旅を計画されている方もいるであろう。特に北海道と本州を結ぶ便は、旅客数が閑散期の5,6倍に跳ね上がるから稼ぎ時である。
ところで昨年、11月から休航している東日本フェリーの日本海縦貫ルート(博多−直江津−室蘭)であるが、運航再開が延期されることになった。
運航再開へ向けて、船体の改造やダイヤの大幅見直し、寄港地の追加(金沢港?)などが検討されていたが、費用的に合わなかったようだ。会社自体が再建中であり、これまで何度も計画が変更になっているので今回も驚かなかったが、夏休みを前に残念な知らせである。
特に、これまでの貨物中心から旅客志向(クルーズ志向)へシフトするようなことを言っていたので期待をしていたが・・・・
2007年07月07日
東国原知事に見た九州と北海道の違い
昨日のカンタス撤退記事につづき、訪日観光客(インバウンド施策)について語る。
宮崎県の東国原知事が観光客誘致などを目的に訪韓したニュースは、大きくメディアで取り上げられた。同時に知事と一緒に行く観光ツアーまでやってしまうのだから宮崎県大したものである。大手広告代理店でも付いているのであろうか?
九州から見れば韓国は東京より遥かに近く、大きな市場である。あの傾きかけていた「ハウステンポス」が韓国人観光客の力で集客を回復している。韓国の所得が上がり、これまでの物見遊山型からリピーターが増え、目的を持った観光をするようになってきている。
たとえば温泉めぐりやゴルフといった類いだが、ゴルフなどは、宮崎でプレーすることが韓国人にとってステイタスらしい。このあたりを狙ったツアーも増えている。
ところ変わって北海道はどうであろう。昨日のブログでニセコと豪州の話を少し書いたが、どうも様子見の他力本願の印象がある。地道な営業活動をしていることは知っているが、戦略性に欠けるのではないか。
まず、地域ごとにバラバラの印象である。また、宮崎でゴルフプレーをするようなブランド・ステイタスになるものが少ない気がする。小樽カンツリーでプレーするのもステイタスだと思うが、訪日外国人が北海道でゴルフをするという話はあまり聞かない。スノーリゾートにしても、絶対的なものがない。下手をすると志賀高原や苗場にやられてしまうかもしれない。
2007年07月06日
カンタスの冬季札幌便の運休決まる。スキー客入込みはどうなるか
昨シーズンは12月から3月まで運航したカンタス航空のケアンズ−新千歳直行便が、今年度は中止になることになった。燃料価格の高騰や円安による収益の低下、また、北海道から豪州へ行く日本人観光客が少ないのも理由にあるようだ。
これでニセコの豪州ブームに水を差したのは確かである。ニセコに限らず、豪州からの誘客をしている富良野など他のエリアにも打撃だ。
この豪州からのスキー客、最近は長野や東北などにも流れ込んでいる。東京からアクセスが容易なこれらのスキー場に持ってゆかれる可能性がある。
北海道は、エリア単位、また漠然とした道単位でのプロモーションは海外へ向けて積極的にプロモーションを行っているが、具体的なコース設定など線のレベルでの施策が不十分であると思える。
2007年07月03日
増える温泉直行高速バス、東京-別所温泉が開業
7月1日からは東京の池袋と長野の上田を結ぶ高速バスが、上田市の別所温泉まで乗り入れを開始した。このバスは千曲バスと西武高原バスが共同運行しており、別所温泉便は1日2往復。池袋発は午前7時55分と9時25分で別所温泉着はそれぞれ11時40分と午後1時30分。別所温泉発は午後3時40分と5時40分で、池袋着は7時25分と9時25分。運賃は大人片道3780円、往復6800円、子どもは半額。
現在、都内からは、草津、那須、塩原、四万、伊香保、新穂高、下呂、昼神などの温泉地へ高速バスが運行されているが、今後、伊豆方面など路線が増えそうな勢いである。
乗換えがなく、リーズナブルな高速バスは、若年層だけではなく、温泉旅行へ行くシニア層など新たな需要の獲得も期待できそうである。
【参考】千曲バスの公式ホームページ
2007年07月02日
昭文社がメディアミックス型の宿予約サービスを開始
旅行ガイドなどを発行する昭文社は6月28日、月刊誌や各種出版物と連携するクロスメディア型の宿泊予約サービスを開始すると発表した。
このサービスは、昭文社が出版物や月刊旅行情報誌「たびえーる」(関東版、首都圏版、東海版、関西版)で紹介する宿泊施設を、PCと携帯電話によるオンライン予約に加え、電話でも予約可能とするもの。
誌面に宿泊施設ごとのQRコードを掲載し、携帯電話で簡単に予約できるサービスを提供する。PC向け予約システム「たびえーるnet」を利用すると、詳しい検索条件で宿泊施設の検索および予約が行える。
旅行関連の出版物は、ネットの普及で年々シェアを下げている。昭文社は、もともと地図出版の会社だが、地図をファッショナブルなものにした「マップル」シリーズに始まり、旅行ガイドブックの分野でも企画力の高い本を出版していた。ネットとの融合も各社に先駆け、はじめている。
今回のビジネスモデル、リクルートの「じゃらん」と「じゃらんネット」に似ているが、「じゃらん」は紙とネットの連動性が意外に薄く、雑誌も各地で独自の編集方針を打ち出している。
昭文社もリクルートも紙媒体から入った会社である。リクルートは、広告がコア事業なのでこのあたりは違うが、旅行メディアならではの強みを打ち出すことができるであろうか。
実は、JTBが発行していた「るるぶ」が廃刊になった。そこを狙って昭文社が参入してきたとも予想ができる。
30代OLにターゲットを絞り込み、お篭り系やスパトリートメント系ホテルなどを中心に扱っている。8,800円で泊まれるご褒美プランなどをOZ世代に提供している。宿泊予約ではないが、サロン予約の人気も高い。実際、知り合いの美容室にOZモールを紹介したところ3ヶ月に200人以上の新規客がネットを見て来たという。
昭文社の場合、ターゲットをどこに絞り込んでいるのか。また、自社では旅行会社機能を持っていないようなのでアフェリエート・広告代理店型のビジネスモデルのようである。このあたり、成否のカギであろう。
